申請した医療機関でしか使えない

医療費が一割負担になる自立支援医療制度のことを聞いて、金銭的な負担を減らそうと思い、申し込もうと考える方もいるでしょう。その場合は、申し込んだ医療施設でしか利用できないので、そのことを忘れてはいけません。つまり、申し込みをしたAクリニックだけ一割負担になるのであって、別の病気を診てもらっているBクリニックがあったとしても、そちらの医療費は一割にはならないです。自立支援医療制度を利用するために申請する書類には、医療機関の名前を記入する欄があるので間違わないように書くようにしましょう。ちなみに、申請するためには診断書が必要になりますが、そちらは書類に記載した医療機関のドクターに書いてもらわなければいけません。

利用できる期間は一年のみ

自立支援医療制度は申し込みをしてから、一年間のみ利用が可能になります。一年を過ぎてしまうと利用ができなくなり、三割などの負担額に戻ってしまうので気をつけましょう。ただし、自立支援医療制度は一年間だけ利用できる制度ではなく、更新の申請を行えば次の年も問題なく活用ができます。もしも、通い続ける予定ならば、金銭的負担をしっかりと減らすためにも更新申請は忘れずに行うようにしましょう。なお、通院する医療機関や保険証が変わった場合は、変更の申請を行わなければいけません。更新と変更を申請するための書類は、住んでいる自治体の公式ホームページからダウンロードできるようになっている場合が多いので必要ならチェックしてみましょう。