精神科と心療内科のどちらを選べばいいか

精神を病んでしまった場合、病院を受診することになります。そういった病気にかかったのが初めての場合、精神科と心療内科の二つがあるので、どちらを受診すればいいか迷うのではないでしょうか。この二つの科は非常に似ていて、詳しくない人にとっては同じものに感じてしまいがちです。大まかな切り分けとして、心の病気が精神科、心と体の病気が診療内科という形になります。とにかく心の状態がおかしいなら精神科で良いですが、体にも大きく影響が出ている場合は診療内科を選んだ方が良いでしょう。

ただしそれほど厳密な切り分けはされていないようです。同じ病院で両方を取り扱っていることも多いですし、同じ医者がどちらも診ていることも多いと言います。精神科を受診したけど体もおかしくなっていると相談したら、そのまま精神科で施術を受けることになるでしょう。とりあえず困ったらどちらに行っても、医者が調整してくれるはずです。

カウンセリングを重視した病院を選ぶ

診療内科は精神科と内科の中間に位置する科と言われています。そのため、どちらの治療も可能という意味で、体にも症状が出ていた場合は診療内科にかかった方が良いでしょう。病院の選び方はその人の症状によりますが、精神科でも診療内科でもカウンセリングの時間を多く取っているところを選ぶのが重要です。予約が必要なところが多いですが、病院によってはたくさん時間を取って患者の話を聞いてくれるところがあり、とにかく抱えている不安やストレスを吐き出せる場は、うつ病などの患者にとって非常にありがたい場所となります。

症状を診て、それならこの薬を飲んでおけばいい、と流れ作業のように診察を行う病院もあるので、かかる病院を決める際には少し調べた方がいいかもしれません。心の病は千差万別、薬で治るとも限りませんし、薬で治るとしてもよく話を聞いてもらった方が早く治るかもしれないからです。